2007LDA世界ドラコン選手権 観戦記
小林一人 こばやし・かずと
1966年神奈川県生まれ。東京大学経済学部卒業後、株式会社電通を経てゴルフ専門誌「GOLF TODAY」の編集長に就任。4年間務めた後フリーのゴルフライターに。近年は執筆にとどまらず。ゴルフ関係のコンテンツやゴルフギアのプロデュースなども手がけている。著書に「OB」(学研)、「強いゴルフの作り方」「ゴルフ未来研究所」(三栄書房)など多数。
2007年10月24日水曜日
LDJが主催するLDA世界ドラコン選手権の日本大会から1ヵ月後、優勝した児玉選手夫妻と共に機上の人となった私。行き先はもちろんラスベガス。世界ドラコン大会を取材に行くのです。
ロサンゼルスで同じノースウエスト便に乗り継ぎ、ラスベガスに着いたのが10月24日の午後1時半すぎ。迎えに来てくれた現地コーディネーターの高森さんの車で会場に向かいました。シーザースパレスやベネシアン、ルクソール、ベラージオなど、高級ホテルが立ち並ぶ華やかな通りを超え、車は荒野に向かって走っていきます。
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使用するクラブを無造作にダンボールに詰めて現地入りした児玉選手。プロゴルファーには見えません。
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スロットマシンが並ぶ空港の到着ロビー。さすがラスベガス!
「ラスベガスの世界選手権」と言っていますが、実はハイウェイを車で1時間ほど走ったメスキートという町で行われているのです。さらに正確に言うと、会場となるパームスゴルフクラブはネバダ州の県境をわずかに超えたところのアリゾナ州にあります。そのせいかどうかはわかりませんが、来年の世界大会はメスキートのサッカー場に特設スタンドを組んで行われるそうです。まあこれは余談ですが。
メスキートの目抜き通りに建つホテルカサンブランカに選手受付があり、児玉選手はまずそこで選手登録。クラブチェックが済むとテレビのインタビューを受けました。ズーバック選手やウォルター選手など、ドラコン界のビッグネームがそこらで行き交うのを見ると、だんだんと気持ちが盛り上がっていきます。4時から同ホテルで選手ミーティングが行われ、その後、すぐ近くのオアシスというホテルにチェックイン。児玉選手は2005年にも世界選手権に出場していますが、そのときも同じホテルだったそうです。ホテルに荷物を置きひと休みすると、いよいよ会場へ向かいました。
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エントリー用紙に記入する児玉選手。ここでプロかアマかをはっきりさせるのだ。
6時からVIPテントでレセプションが行われていましたが、われわれが着いたのは6時45分過ぎ。テントを覗くともうフリータイムになっているようだったので、とりあえず雰囲気をつかもうとスタンドに向かいます。木曜日の夜は女子の決勝が行われていて、スタンドに座ると準決勝が行われているところでした。
昨年優勝のメチ選手が339ヤードをマークするなど、圧倒的な力で準々決勝、準決勝を勝ち抜いたので、このまま優勝は固いという雰囲気でした。決勝の相手は準決勝をしぶとく勝ち抜けたシーラ選手。まるでボディビルダーのような筋肉の女性です。決勝もメチ選手が早々に318ヤードをマークしたのに対し、シーラ選手はOBが続きます。勝負はもう決まったか、と誰もが思ったところで、腕立て伏せのパフォーマンスで気合を入れたシーラ選手が土壇場で329ヤードをマーク。勝ちを確信していたメチ選手の精神的ダメージは大きく、その後の2球枠に入れることができず栄冠はシーラ選手の頭上に輝きました。
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レセプションが開催されたVIPテント。ソファーもあって、モニターで試合の経過を見ながらゆっくり時間を過ごすことができます。
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女子の部で優勝したシーラ・ケリハー選手。ゴルファーというよりはボディビルダーでした。
それにしても、はじめて目にした世界選手権の会場は荘厳、とでもいったらいいのでしょうか、ナイターのせいもあって、日本のドラコン競技とはまったくの別物。緊張感と高揚感がごちゃまぜになった感じとでもいえばいいのでしょうか。とにかく世界一の飛ばし屋を決めるのにふさわしい舞台です。巨大かつ複合的なギャラリースタンド、相撲の土俵のように土を盛り上げて作られたティーグラウンド、その横に設けられたウエイティングの選手たちのドライビングレンジ、そしてフットボールのフィールドのようなランディンググリッド。すべてが無駄なく配置されていますし、スポンサーのロゴが入ったバルーンも会場の雰囲気を華やかなものにしています。
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はじめて体験するナイターのドラコン競技はまだ違った雰囲気。飛んでいくボールがよく見えます。
いよいよ明日からここでオープンディビジョンが始まりますが、どんな戦いになるのか非常に楽しみですね。
女子の部の戦いを見届けたわれわれは会場を後にし、チャイニーズレストランで遅い夕食を食べてからホテルに戻りました。しかしここはラスベガス。そのまま眠れるはずもなく、カジノで少し遊んで部屋に戻り1日目が終了です。
2007年10月25日木曜日
9時過ぎに児玉選手ともどもホテルを出発し、マクドナルドで朝食です。児玉選手は大好きなソーセージマフィンをチョイス。勝負は明日なのでまだリラックスムードですね。会場に着いたのは10時半ごろでしたが、すでに競技は始まっていて、場内アナウンスとスタジアムの歓声が耳に飛び込んできます。
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今年の世界ドラコン選手権の会場となったパームスゴルフクラブの入口。
スタジアムの下に作られた歩行用のトンネルを抜けると、左手に練習場が広がります。そこでは出番を待つ選手たちがボールを打っていました。一番手前のスタジアムに近い打席ではニッカボッカーで決めたアメリカのタイラー・ケレット選手が、そして一番奥の打席では優勝候補でもあるスティーブ・モンロー選手がいます。
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右翼スタンドの奥に出番間近の選手たちの練習場があります。所属するグループの競技が開始する30分前から使用することができます。
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出番を前に調整に余念のないスティーブ・モンロー選手。低スピンの中弾道でした。
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ニッカボッカーでキメたケレット選手。今年のベストドレッサーでした。
選手たちは大きいですね。190センチは普通にある感じです。クラブは何を使っているのかと注意して眺めてみると、バン、コブラ、MOIといったドラコンではお馴染みのブランドと、クラウンに赤い2本のラインが入ったKRANK GOLFという会社の「エル・ディアブロ」というクラブがとても目立ちます。どうやらドラコン選手に積極的にプロモーションしているようです。シャフトは黒、白、黄色のカラーリングのプロフォースのV2が圧倒的に多いようです。
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プロフォースのV2を使用する選手が非常に多かったですね。
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KRANKゴルフの「エル・ディアブロ」が今年の使用率ナンバー1という感じでした。
11時半になると、韓国代表の朴選手が登場。食べ物を売るトレーラーの前の打席で打ち始めました。日本で見たときはその大きさに驚いた覚えのある朴選手ですが、ここでは普通に見えてしまうところが世界大会の凄さでしょうか。しかしバランスの良いスイングから繰り出される朴選手の弾道は決して見劣りしません。
いよいよ12時すぎに朴選手の出番がやってきました。緒戦のラウンド1は同グループ8人中上位4人に入ればラウンド2に進出できます。上位4人で戦うラウンド2で上位2人に入れば土曜日のラウンド5に進出です。
朴選手は記録369ヤードで惜しくもラウンド1を勝ち抜きならず、ラウンド3に回ることになりました。しかしラウンド3では見事上位2人に入り、ラウンド4に進出。ラウンド2で負けた2人を含む8人で争われるラウンド4で上位2人に入ればラウンド5進出です。
朴選手はここでも安定したドライブを放ち記録367ヤード。最終組を迎えても2番目の記録。ついにラウンド5に進出か、と思ったときに、5連続OBの選手が最後の1発で380ヤードを記録。惜しくも朴選手のラウンド5進出は阻まれました。しかし朴選手はまだ17歳の高校生。次回からのチャレンジに期待したいところです。
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韓国代表の朴選手は惜しくもラウンド5進出ならず。でも369ヤードのドライブは見事でした。
この日のオープンディブジョン第1日はスティーブ・モンロー選手、カール・ウォルター選手ら強豪が順当に勝ち抜き、ラウンド8に進出。土曜日の展開が楽しみになってきました。そしていよいよ明日は日本代表の児玉選手が登場。まずは2つ勝ってラウンド5進出を期待したいところです。ラウンド5で勝ち抜きベスト16に入れば、最終日の午前中に行われるラウンド8に進出できるのです!
2007年10月26日金曜日
オープンディビジョン2日目、今日もマクドナルドの朝食から1日がスタートです。児玉選手のメニューは昨日と同じくソーセージマフィン。「今日は軽いドローで行きますよ」と相変わらず表情はリラックスしています。初めての挑戦だった一昨年は勝手がわからず余裕がなかったみたいですが、2回目の出場となる今回は試合を楽しむ余裕があるとのことです。
ホテルカサブランカのゴルフコースにある指定練習場で練習を始める児玉選手。10時になると、ハワイ在住のプロで、ドラコン経験のあるダン選手が現れました。以前からの顔見知りだったとのことですが、前日偶然ホテルで顔を合わせ、スイングチェックをしてもらえる約束になったそうです。
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ハワイ在住のシニアドラコン選手ダンさんからスイングチェックを受ける児玉選手。
「とにかくフックボールだ!」というダン選手のアドバイスを受けながら1時間ほど打ち込んで会場入りです。今日は駐車許可証があるので、一番奥の選手用パーキングへ。児玉選手のグループは12時にラウンド1がスタートなので、30分前の11時30分に打席の後ろにネームプレートが置かれ、直線練習を始めることができます。
児玉選手に与えられたのは、一番右端の、前日モンロー選手が使っていた打席です。朝の練習ではボールが散らばり気味でしたが、ずいぶん方向が安定してきましたし、クラブも振れてきたようです。児玉選手の持ち球である中弾道の軽いドローボールがドライビングレンジのフィールドを突き刺し始めます。
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前日モンロー選手が使っていた右端の打席で出番を待つ児玉選手。調子は良さそうでした。
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憧れのパット・デンプシー選手と記念写真。かなりリラックスムード。
調子が上がったところで名前がコールされ、児玉選手は打席に向かいます。練習場を抜け、スタジアムの下のトンネルを抜けたところで同伴競技者のスティーブ・ニッカーソン選手と共に待機。前の組が終了すると奥の打席に入りました。
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ギャラリースタンド下のこのトンネルを抜けると夢の舞台です。
「Grid Clear. Now swing away!(グリッドの準備完了。さあ始めてください)」とコールされると電光掲示板に2:45と表示された時計が動き始めて試合開始です。打順は関係なく2分45秒で6球を自分の好きなタイミングで打つことができます。児玉選手の1球目は356ヤードのナイスドライブ。2球目350ヤード、3球目352ヤードと的確にフィールドをとらえます。結局6球のうち5球を枠に入れ1球目の356ヤードが記録になりました。
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児玉選手のラウンド1の記録は356ヤード。6球のうち5球を枠に入れた正確性が光りました。
「まあまあ当たったので、もう少し飛んでいると思いましたよ〜」と無念そうな児玉選手でしたが、この時点では上位4名に入っていてラウンド5(ベスト32)進出の期待がかかります。しかし後の選手が好記録を出し、残念ながら児玉選手は敗者復活戦のラウンド3に回ります。ラウンド3はラウンド1と同じペアリング。4人のうち上位2名に入ればラウンド4に進出できますが、最初の2人は「記録なし」「347ヤード」で大きなチャンス。347ヤード以上打てばラウンド4進出です。ところが児玉選手はラウンド1とは打って変わってボールが枠に入りません。4球連続のOBでギャラリーからどよめきが起こった次の5球目、カット気味のイメージで入れにいったという一打が枠に入り記録357ヤード。見事ラウンド4進出を決めました。
間を置かずラウンド4が始まりました。8人中上位2名に入ればベスト32に進出です。なんと児玉選手はまたも同じニッカーソン選手とのペアリング。3回続けて同じペアリングは珍しいことです。ラウンド4では安定したドライビングを見せてくれた児玉選手。2球目に351ヤード、6球目には362ヤードをマークしラウンド4が終了。まずまずの記録でしたが、マクドゥーガル選手が403ヤードをマークするなどグループ7のラウンド4はハイレベル。結局上位2名に入ることはできませんでしたが、世界のトップドラコン選手と互角に渡り合ったのは見事でした。
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ベスト32への望みをつなぐラウンド4を戦う児玉選手。
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6球目の362ヤードは今後の可能性に期待をもたせてくれるドライブでした。
この日は2連覇の期待がかかるディフェンディングチャンピオンのジェイソン・ズーバック選手が登場。かなりのプレッシャーがあるのでしょう。ややピリピリムードです。ラウンド1では本領を発揮できず敗退しましたが、ラウンド3、ラウンド4と追い詰められた場面で起死回生のドライブを放ってラウンド6に進出。調子を戻したズーバック選手はラウンド6、7と勝って土曜日のラウンド9に進出が決定。底力を見せてくれました。
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昨年優勝のスーパースター、ズーバック選手。あまりに注目されるので、ややナーバスになっている様子でした。
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ズーバック選手の豪快なスイングは健在
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いまひとつ波に乗れず浮かない表情のズーバック選手でした。
2007年10月27日土曜日
いよいよ決勝の日がやってきました。私は出番を負えプレッシャーから解法された児玉選手夫妻とラスベガスへ。翌日の日曜日はフリーなので、ショーのチケットを購入しようと思ったのです。久しぶりに訪れたラスベガスのホテル街。アミューズメントパークのようなホテルが立ち並び、町中がディズニーランドのようです。(ディズニーのホテルはありませんが…)
驚いたことがありました。ファッションショーというモールで児玉夫妻の買い物が終わるのを待っていたら、突然床がせり上がり、舞台ができたのです。床の下から現れた美しいモデルたちによるショーの始まりです。「あ〜、だからこのモールがファッションショーって言うんだ」と納得。アメリカのスケールの大きさを感じた瞬間でした。
それから車で5分ほどのところにあるバッティングセンターへ。児玉選手はさすがにバッティングでもよく飛ばします。ここは本格的なカートやクライミング練習用の壁などがある本格的な総合スポーツ施設ですが、なぜか閑散としていましたね。われわれはその後、決勝を観戦するためメスキートへ戻りました。
この日の午前に行われたラウンド10、11を勝ち抜き決勝に進出してきたのは、ドラコン界のスーパースターでディフェンディングチャンピオンのズーバック選手、今年のハーモンツアーで552ヤードをかっ飛ばし、飛距離の世界記録を更新したドビン選手、2002年のチャンピオンのウォルター選手、地元出身のイケメン、パターソン選手、私のお気に入りのモンロー選手、それにサドロウスキー選手、モブリー選手、ボルドウィン選手の8名です。
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いよいよ8人による決勝の日です。写真に写っていうのはシニアのファイナリストたち。
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ストレッチするズーバック選手。やはりピリピリムードですね。
午後6時からセレモニーが行われ、まずはシニアの決勝です。第1シードのデンプシー選手と準々決勝で元ワールドチャンピオンでもある「野獣」フィスター選手を破ったミラー選手が順当に勝ち上がり決勝で対戦。シニアとは思えないハイレベルの戦いを制したフィスター選手が今年のシニアチャンピオンに輝きました。
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デンプシー選手との決勝で394ヤードを放ったフランク・ミラー選手。
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ミラー選手は賞金3万5千ドルを獲得。
さて、いよいよオープンディビジョンの決勝です。名前がコールされると、ファイナリストたちが次々とティーグラウンドに現れ、ギャラリーの大きな声援にこたえた後互いに握手を交わします。試合前のこの儀式はワクワクさせてくれるので、日本のドラコン競技でもぜひ採用して欲しいと思いました。ただ、それには選手たちがきっちり演じられる「役者」でなければなりませんけどね。
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オープンディビジョンのファイナリストたち。
選手たちがいったんひっこみ、いよいよ準々決勝開始。これからの戦いはトーナメント形式の1人打ち。持ち時間1分45秒で3球ずつ打ってきます。第1試合は記録384ヤードのサドウスキー選手が2ヤード差で勝ち、第2試合はボールドウイン選手が393ヤードのドライブでウォルター選手を破りました。続いて登場したパターソン選手8は地元出身のイケメンで、予選で今大会の最長不倒の408ヤードをマークした大注目の選手。対するはスティーブ・モンロー選手。役者としてはモンロー選手のほうが一枚上手なのは確かですが、さすがのモンロー選手もパターソン選手の勢いに勝てず、393ヤードをマークするものの、404ヤードを打った若武者に完敗。
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準々決勝で姿を消したモブリー選手。
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2002年度のワールドチャンピオン、カール・ウォルター選手。
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髪型のせいでキャップがうまくかぶれないモンロー選手(笑)。
準々決勝第4試合はズーバック選手対世界記録男のドビン選手。ズーバック選手は体がキレていない様子で、いつものロータリーエンジンのような軽やかな回転がありません。375ヤードを打つのが精一杯で389ヤードのドビン選手に軍配が上がりました。
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ズーバック選手もベスト8止まり。
準決勝第1試合はボールドウィン選手が392ヤードでサドウスキー選手を破り決勝進出。第2試合がパターソン選手対ドビン選手で、私はこれが事実上の決勝だと思ってみていました。二人とも出だしが不調で、4球目まで快心の当たりなし。しかしパターソン選手が5タ球目に384ヤードを打ち有利に立ちます。ドビン選手は5球目もミスし、6球目に388ヤードを打ったパターソン選手が大手。しかし最後の最後でドラマが起こるのがドラコン競技です。ドビン選手は最後の1スイングで中弾道の強いボールを繰り出し、記録395ヤード。土壇場での底力を発揮して決勝進出。
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安定した力を見せたサドウスキー選手は来年の優勝候補だ。
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優勝したドビン選手に逆転負けしたイケメンのパターソン選手。準々決勝での404ヤードは見事。
こうなるともうドビン選手に敵はいません。早々に385ヤードを繰り出すと、ボールドウィン選手を待ちます。ドビン選手はその場にうずくまって、ボールドウィン選手のドライブを見ていられない様子です。しかしボールドウィン選手は力んでいるようで、375ヤードを打つのが精一杯。最後の3球を打たずしてドビン選手の勝利が決まりました。勝利が決まるとドビン選手は両手を突き上げ歓喜のポーズ。賞金12万5千ドルと「世界一の飛ばし屋」の称号を得た瞬間です。家族と応援団のいる右翼ギャラリースタンドに何度もガッツポーズしている姿が印象的でした。
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優勝に大手をかけたものの、ボールドウィン選手のドライブを見ていられないドビン選手。
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勝利が決まると両手を突き上げ歓喜のポーズ。
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決勝では実力を発揮できなかったボールドウィン選手。
それにしても、初めて見た世界大会は圧巻でした。選手たちのスケールの大きさはもちろん、会場の雰囲気が良く、気持ちよくティーグラウンドに立てます。そんな中、日本代表の児玉選手は健闘したのではないでしょうか。昨年この舞台に立った南出選手が「30ヤードの差を痛感した」と話していましたが、日本のドラコンもレベルアップしており、その差は20ヤードに縮まってきたと思います。いつか夢の400ヤードを打つ日本人選手が現れることを期待したいですね。
今回私はカメラマンとしてLDJから派遣されていたため、観客席からではなく、選手と同じフィールド内で決戦の戦いを見ることができました。選手の息遣いが聞こえてくるような場所から世界一の飛ばし屋誕生の瞬間を目撃できたことは貴重な体験でした。
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今年のワールドチャンピオン、マイク・ドビン選手。
この機会を与えていただいたLDJおよびLDAのみなさん、コーディネーターの高森さん、一緒に行動させていただいた児玉夫妻、そして現地でお会いしたみなさまに深く感謝します。どうもありがとうございました。
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来年ここでまたどんな戦いが繰り広げられるのか、非常に楽しみです。