LDAとは…世界最強の飛ばし屋を決める、
ロング・ドライバーズ・オブ・アメリカ

別名、世界ドラコン大会と称されるこの大会は、毎年10月にラスベガスで決勝が行われる。予選参加者は14,000名を越え、今年から全米TV放映も始まり、メジャーイベントとして定着した。優勝賞金は総額で4千万と決して多くないが「世界最長の飛ばし屋」という名誉を求め、世界各国から出場者が急増中。ルール1人6球のボールを打ち飛距離をあらそう。4連覇のジェイソン・ズーバックが有名。

2002年10月16日よりアメリカ・ネバダ州で行われた「世界ドラコン大会ファイナルにHTCゴルフスタッフ「酒井」が、単身渡米、取材に行ってまいりました。他のスタッフからは「代わりに行ってもイイぞ〜」などと羨ましがられましたが、そこは職権を乱用?もとい、行使いたしまして…(^.^)代表で行かせていただきました。荒野の中のオアシスといった感じのロケーションに広大なコースでの大会の中、選手達の体格・スイングの凄さに圧倒されっぱなしで、瞬きするのも惜しいくらいで興奮が未だにさめやらず、鼻息を荒くして帰国いたしました。その感動と興奮・会場の雰囲気を少しでも皆さんにお伝えしたく、文章では表現しきれないものもありますが、写真、映像とともにお送りいたしたいとおもいます。また、選手達がこぞって使用するスーパードライバー(BIG BANG)も見つけてきましたので、とくとご覧下さい。
それでは、いってみましょう。Here we go!


2002年10月16日〜19日にメスキート(ラスベガスから車で1時間半ぐらいにある)、ネバダ州で毎年恒例、RE/MAX&LDA(Long Drivers of America)主催の「世界ロングドライブ選手権」に、全米を中心に世界各地から1万4000人が予選に参加した。勝ち抜いた強者達が決勝の開催地、砂漠のオアシス、パームスゴルフコースに集結。5つの部門(オープン、シニア、レディース、Jr.ボーイ、Jr.ガールディビジョン)でチャンピオン決定戦が繰り広げられた。

ここメスキートは、日中は日焼けするぐらい暑く、4日間を通して、平均で日中最高気温が30度ぐらい、夕方になってくると砂漠気候独特の10度ぐらいまで下がってしまい、選手たちがコンディションを整えるのが非常に難しい。

予選は朝の7時ぐらいから始まり、各々が荒野の中、次のラウンドに進む為に、熱戦を繰り広げていた。予選では6球を7分間以内に2人で交互に打って行く。セミファイナルから決勝は1人づつ5分間以内で6球打つ。観客が見守る中、自分のスイングを信じ1球入魂で6発づつ丁寧に、尚且つ力強く、ライバル達にプレッシャーをかけながら
最高のショットを放つ。見ているこちら側にも、緊張感や興奮が伝わってきた。

 ルール的には難しいことは無い。270ヤードから公認記録として計測され、40ヤードの枠内に決められた時間の中ボールを打つ。非常に簡単なルールだ。しかし、単純な競技だけに、研ぎ澄まされた集中力が必要になり、いつもは広く感じるフェアウエイも、緊張感や観客の視線、他の選手たちの記録などにより、凄まじいプレッシャーがかかってくる。通常のゴルフなら、18ホールもあり巻き返せるチャンスが1打1打ある。
ティーショットが失敗してもセカンドやアプローチでカバーできるので、気持ちの切り替えが早くできる。このドライビングコンテストに限っては、6球のみ、しかも決められた時間の中で自分の持っている力以上の物をその打席ごとに出さないと、次のラウンドに勝ち進むことができない。運で負ける事はあっても、運では勝ちあがれない、強い物だけが優勝の栄冠を掴み、年に1度の世界ドラコンチャンピオンの称号を手にすることが出きる。LDAの凄みをまとめると、*時間以内に決められたボールを、決められた枠内に、決められたヤード以上に飛ばさなくてはならない。大会は年に1回のみ。ツアーの試合と比べると「決まり事」があるため、見た目には簡単だが、アスリート達にはラウンドよりタフな競技だと言える。賞金も試合数もツアープロに比べると断然少ない。
しかし年に1度の世界タイトルを得るために自分の最大限に持っているポテンシャル
をこの4日間で発揮しなければならない。

予選では大体330ヤードは飛ばしておかないと、次のラウンドに進むのは非常に困難だ。と言っても、最低と言う意味で330ヤード、それ以上に越したことは無い。今大会でおもしろかった組み合わせがあった。大会17日のGROUP3-U組みだった。4人二組に分かれて競い合い、上位2人が次のラウンドへ進める仕組みになっている。
敗者二人は敗者復活戦で勝ちあがれるが、余計な緊張感や体力は使いたくないので、良い記録を出して先に勝ち残った方が、断然この競技に限っては先のことを考えると有利だ。RENDE.Rは339ヤードを出し、MOULTON.Mは363ヤードで残りの2人の記録が出るのを待っていた。通常ならこの距離を出していれば余裕ではないにしろ、予選でなら通過できる範囲だ。しかし最悪にも悲劇のドラマが始まった。MOULTONは363ヤードと気楽に待てるはずだ。
RENDE.Rは339ヤードしか出していないので、残りの2人、SLUPSKI.GとSCHERER.Rのミスを待つしかないが、2人も強敵だった。SCHERER.Rは370ヤードをマーク。しかしそれだけではなかった。なんと!SLUPSKI.Gは409ヤードと言う素晴らしい記録を出した。
この409ヤードは今大会一番の記録だ。

緊張しすぎて、6球ともOBの選手もいれば、時間内に6球打てない選手もいる。
中には400ヤードのスーパードライブをとなりの打席で見せ付けられ、戦意喪失というケースも見られた。

セミファイナルで2000年チャンピオン ビクターヨハンセンが登場。しかし全てO.Bの最悪の結果に終わった。

ジェイソンズーバックは363ヤードも飛ばしたが決勝には進出できず。

そしてディフェンディングチャンピオンのショーンフィスターは354ヤードと
力及ばず敗退。

名のある選手たちが次々とセミファイナルで消えていった。

そして最高峰と言われるオープンディビジョンでは、26歳の学校教員カール・ウォルターがセミファイナルに叩き出した395ヤードの勢いをそのまま決勝で活かし384ヤードを記録し、2002年のチャンピオンに輝いた。

オープンディビジョントップ6(全員350ヤード以上)
1位:384ヤード=カール・ウォルター
2位:372ヤード=ケビン・ブレンクホーン
  
ショットシーンあり。(MPEGファイル) BIG BANG 450使用
3位:364ヤード=ブライアン・パブレット
4位:363ヤード=ジョージ・スラプスキ
5位:358ヤード=グレッグ・ウェロング
6位:350ヤード=エイドリアン.V.レンズバーグ
7位:339ヤード=ビンス・シィルイニ
8位:OB =デビッド・モブリー

Jr.ガールでは、ローラ・モデルがビックバンを使用し、288ヤードで優勝。

Jr.ボーイでは、オーエン・ハンソンが大人顔負けのスーパーショットを繰り広げ347ヤードで優勝。

45歳以上のシニアディビジョンからは、ファイナル開始前に、観客の前で自慢の喉を披露したパット・デンプシーが気分を良くして342ヤードで優勝。

レディースではステイシー・シニックが、細見のスレンダーボディーから驚異の292ヤードで優勝した。レディースでは今だ300ヤードの記録は出ていない。



ジョン・デイリーに挑戦!(ピナクル ディスタンス チャレンジ)
10月17日『ジョンデイリー』と対決するスペシャルイベントが行われた。
あの!PGAツアープロのジョン・デイリーにTHE WORLDと称された12人の戦士たちが勇敢にもプロの飛ばし屋にガチンコ勝負を挑めるプレミアイベント。
ジョンに勝てば賞金が手に入る。賞金総額は$1,000,000。1勝てば1人約$80000が手に入る。この選手たちの中には「絶対に勝ってやる!」と燃えている選手もいれば逆に、「負けて当然」と思っている選手もいました。その燃えている者と冷めている者の素晴らしいコンビネーションでドラマが生まれました。

ジョン デイリー v.s. ロングドライブ対決記録
マイケル・マクドナルド(最高飛距離 336ヤード)
ブライアン・デビッドソン(最高飛距離 319ヤード)
スコット・スミス(最高飛距離 342ヤード)
アンディー・ジアニオ(最高飛距離 327ヤード)
D.J.・ネルソン(最高飛距離 353ヤード)
クリス・サーブエイ(最高飛距離 340ヤード)
ジャーミー・ウエスト(最高飛距離 283ヤード)
デワイト・ポップ、Jr.(最高飛距離 328ヤード)
デイブ・グレキス(最高飛距離 350ヤード)
ジョエル・ポー、Jr.(最高飛距離 340ヤード)
ベン・ウッド(最高飛距離 338ヤード)
マイケル・マクレンシー(最高飛距離 295ヤード)

結果、なんと、12人中8名がジョンに勝ってしまったのです。8人が約$80000(日本円で1千万)を獲得したのです。ジョンは戦いが始まる前に「自分で賞金を出すわけではないので…」と言っておりましたが(^.^)、まさか…の展開でした。
この戦いの中でも一番盛りあがったのが、ジェリー・ウエストの時でした。彼は283ヤードの記録でこのチャレンジャーに選ばれたのですが、どう考えてもジョンが勝って当然と言うところがありました。しかし、ジョンは全てO.B、そしてジェリーははじめて出したと言う、298ヤードで勝ってしまいました。会場がざわめきスタンディングオベーションで12人の中で一番セキサイトした戦いでした。(私も出れば勝てたかも…)

ピナクルディスタンスチームのイベントショー
ピナクルディスタンスチームとはPGAツアーからRE/MAX WORLD LONG DRIVE CHAMPIONSHIPのドライバー最高飛距離を持っている、トップグループの「飛ばしや軍団」のエキシビジョン・ショーが大会3日目の夜に行われました。メンバーは以下の剛腕達です。
ジョン・デイリー
ジェイソン・ズーバッグ
ブライアン・パブレット
アート・セリンガー
マイク・モルトン
ブライアン・ナッシュ
ダン・ボーバー
エリック・ラストゥーカ
この8人による観客を巻き込んでの爆笑コーナーや、1人1人のパフォーマンスを披露してくれました。
チームピナクル選手紹介

準優勝 ケビン ブロンクホーンの
→ショットシーンが見れます。←

03.8.1